三光塾の紹介
・定員30名の児童養護施設です。
・概ね2歳~20歳までの子どもたちが生活を
します。(現在は中1~20歳)
・5つのユニットで生活をしています。
男の子ホーム:つむぎ/めぐみ
女の子ホーム:みのり/あゆみ
男女混合ホーム:のぞみ
子どもたちの生活
・各ホームにリビング・ダイニングや
それぞれに個室があります。
・5~6人の子どもたちが生活をしています。
・各ホームに3~4名の担当者がいます。
・キッチン
職員が子どもの前で調理をする場面も多いです。
・各個室
子どもたちにとって個室が心地よい空間となるよう好きなものを揃えていきます。
・洗面所、お風呂
各ユニットに家庭用サイズのものがあります。
・漫画のお部屋、ゲーム・テレビのお部屋
各ホームの子どもたちの好みに合わせ、ゆっくり過ごせるお部屋も作っています。
・三光塾の行事
クリスマス祝会などのイベントを開催しています。
児童養護施設とは
●児童養護施設は、子どもたちが日々の生活を送る「家」です。
●「社会的養護」の仕組みの中に位置づけられています。
社会的養護とは…
様々な理由により、保護者がいなかったり、保護者の適切な養育を受けら
れなかったりする子ども達を、公的責任で、保護・養育するとともに、
これらの過程を支援する仕組みのことです。
児童養護施設は、児童福祉法に定められた児童福祉施設です。
児童相談所から措置をされて入所となります。
●児童養護施設は、全国に約600あり、形態は様々です。
●2歳から18歳(20歳)の子どもたちが暮らしています。
●入所に至る理由は様々ですが、多くは「児童虐待」です。
●児童養護施設には、複数の専門職が働いています。
児童養護施設で働く主な専門職
児童指導員/保育士、家庭支援専門相談員、里親支援専門相談員、
個別対応職員、心理士、栄養士、調理員、嘱託医、事務員…
三光塾が行っている支援
- 1.あたたくて丁寧な生活のお世話
- 2.子ども達の抱える‘傷つき’を癒す治療的な養育
- 3.子どもたちひとりひとりに沿った個別的で計画的な支援
- 4.子どもとその家族のための親子再統合プログラム
- 5.三光塾から社会にでていくための自立の支援
- 6.関係機関や地域との連携、虐待予防の支援
三光塾が大切にしていること
・子どもの成長に必要なものは、大切に扱われること・安心して
自分をゆだねることができる養育者の存在があること、です。
・三光塾は、子どもたちが、自分の存在を肯定的に捉えることが
できるようになって、のびのびと子どもらしく成長できる場である
ように、あたたかくて丁寧なお世話を基本としています。
・職員は、子どもを、力でコントロールしません。
子どもたちの傷つきと治療的養育
・虐待を受けたり、家族と離れ離れになったり、突然生活の場所が変わったり、どの子もみんな大きな「傷つき」を抱えています。
・その「傷つき」を癒すこと、また再度傷つけてしまうことがないようにすることが支援の基本だと考えています。
・子どもひとりひとりに沿った自立支援計画を作成し日々関わっています。
・その中で、家族とどう再統合していくのか、どのような再統合が可能なのか、も考えています。
三光塾での生活について
・朝起きてから夜眠るまで、それぞれの年齢や発達に合わせた時間のサイクルで生活をしています。
・ルールは必要最低限のもの(暴力はしない・門限)のみです。
・外出や友達をよんでくることも、もちろん相談した上で自由です。
・習い事や塾も可能です。
・携帯電話は、中学生から約束を決めて持たせています。