2010年8月、老朽化により施設整備を行い全面建て替え移転を行いました。ここでは、生活するグループを小規模化（ユニット制）し、一定の大人が濃密に継続的に関わることにより、子どもが大人（担当職員）との愛着や信頼関係を育み、その関係を深める。大人は家族的な営みの中で、きめ細やかに子どもの育ちを丁寧なお世話をもって支えていくことを目標にしています。ただ、そこには特定の大人の偏った見方にならないよう、また、権利擁護が守られるように、職員会議や日々の打ち合わせ、引き継ぎ等を通して情報を職員全員で共有し、チームワークを持って子どもをみていく、ひとりひとりの子どもをより多くの角度から見て理解しようと努力しています。その体制を基本として、子どもたちと充分に話し合い、毎日を気持ちよく過ごしていくために、子どもと大人が協力して生活をつくっています。  

 

 

＊ユニットの子どもの構成、担当職員の配置は基本入れ替えをしないようにしています。
担当職員は毎日の丁寧な生活支援を通して、子どもに「大切なあなた」というメッセージを伝え、成長をしっかりとサポートしています。特定の大人に支えられることによって、子どもは自分を見てくれている大人との愛着関係を築いていきます。